母の叫び声が聞こえた。空襲だった。庭木の枝が飛び散り、柱や壁に爆弾の破片が突き刺さった。火の粉の中で父はかやぶき屋根に上って、母が下から投げ上げる濡れた衣類で類焼を防いだ【証言 語り継ぐ戦争】

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南日本新聞

■田頭 壽雄さん(87)鹿児島市喜入前之浜町 二・二六事件が起きた1936(昭和11)年、軍国主義が…

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